51項目水質検査セットってどんな検査?

51項目検査という検査セットは水を詳しく知ることができる検査。そのため、水にこだわる飲食店や新設の庭の井戸水、水が商品の会社(ウォーターサーバー会社、ミネラルウォーター会社)、貯水槽(ビルメンテ)などで広く用いられます。

なぜ51項目検査セットが多く用いられるか?

51項目水質検査セットはもともと、水道水の厳しい水質基準を管理する検査。最も詳しく水を調べることができる検査セットの一つです。

たとえば、水の硬度(軟水・硬水)、有害物質トリハロメタン、水の臭い、臭みの原因となるジェオスミン(ゲオスミン)、2-メチルイソボルネオールなど、51項目検査だとまとめて調べることができます。

51項目水質検査セットは、水道法以外のシーンでも営業的メリットや安心のため用いられる。

これだけ詳しく水を調べられるので、水道を作る現場以外でも、『使う水の安心を徹底的に調べたい』、『水が商品。売りになる水の特徴を見つけたい』などの目的でも広く使われています。

では、実際に51項目水質検査セットがどんな目的で使われているかご紹介します。

新しく掘った自宅の井戸水、久しく使っていなかった井戸の水を調べる

自治体によって指針、マニュアルが決められています。たとえば千葉県だと以下のように井戸を新設したときには51項目検査を勧めています。
 
井戸を新たに設置した時は、水質基準の全項目(51項目)の水質検査を行い、安全を確認してから飲用しましょう。なお、塩素消毒を実施していない場合等は消毒副生成物と臭気物質を省略することができます。
出典:千葉県、井戸水を飲用する場合(パンフレット)
 

51項目検査_井戸

 

飲食店で使う水を調べる

飲食店にとって食べ物や料理、飲み物は大事な商品ですが、使用する水も商品の一部であると見ることもできます。そのためオーナーによっては、自主的に、使用する水の特性を把握するため、51項目検査を行う場合があります。
※飲食店として新規に営業許可を取る時は26項目検査が必要です。
※26項目検査に含まれる過マンガン酸カリウム消費量、有機リン、大腸菌群は、51項目検査には含まれませんので、届出や営業許可のためには51項目検査はご利用できません。



飲食店の水質検査

ウォーターサーバーを提供する企業、ミネラルウォーターの会社

水を商品としている会社が51項目検査を行うことは多いです。商品である水の特徴を知り、特徴を知れば、販売の仕方も変わります。つまり、51項目検査を行って、その結果を営業的なメリットにつなげるケースです。
51項目検査セット

 

特定建築物で供給する水の検査

学校や店舗、事務所、ビルなどの特定建築物を建築後、水源が地下水の場合、使用前に51項目水質検査を行う必要があります。また、井戸が水源の場合で周辺の環境に大きな変化があった場合、51項目検査が行われることがあります。

ビルの水質検査
 

貯水槽点検

貯水槽点検において51項目水質検査が行われることがあります。

貯水槽の水質検査
 

51項目検査お見積もりフォーム

※「水道法」に基づく検査(専用水道設置者等の水道事業者様が自ら供給する水の検査、法定検査)の場合、地域によって弊社で対応できない場合がございますので、あらかじめご了承下さい。

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